

当院で活躍している専門・認定看護師を紹介します!
専門・認定看護師は、患者さんへの直接ケアだけでなく、看護スタッフのスキルアップのために勉強会を開催したり、症状についてのアドバイスを行ったりしています。
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がんと診断されることにより、患者さんやご家族は身体的な苦痛だけでなく、心理・社会的な問題もふくめた様々な苦痛を体験されます。これらの苦痛の緩和に取り組み、患者さんが自分らしく生活できるよう外来~病棟でケアを提供させていただいています。
主に妊娠・出産・育児期にある女性やその家族を対象に産婦人科外来や周産期病棟でケアを提供させていただいています。 妊娠・出産・育児に伴い、身体の変化や社会的な役割が短い期間に大きく変化し、身体や心理的な負担が高まることがあります。このような状況にある女性とその家族に対し、抱えておられる身体的・心理社会的な課題に合わせ、思いや考えを尊重しながら、専門的な知識や技術をもって支援していきます。
慢性疾患をもつ人々とその家族へ効果的なケアを検討し提供させていただいています。慢性疾患、主に循環器疾患を抱える人が治療や療養を生活に取り入れ、慢性疾患と上手くつきあっていくことができるよう病棟、外来でケアを行っています。
褥瘡・創傷ケア、ストーマケア、失禁による皮膚障害の予防やスキンテア予防のためのスキンケアに取り組んでいます。また、WOC外来ではストーマケアを中心に患者さんのケアを行っています。
WOC外来:毎週火曜日(第5火曜除く)13:30~17:00 予約制
緩和ケア"とは、がんの患者さんとその家族に対して行う積極的・全人的なケアです。痛みやその他の症状を緩和し、環境を整え、"その人らしく"生を全うできるよう援助することです。ですから、"緩和ケア"は、がんの治療ができなくなった人だけが受けるケアではなく、がんと診断された時点から苦痛な症状を緩和するケアとして実践されるケアです。
急性かつ重篤な状態にある患者さんやそのご家族に対して、合併症を起こさず少しでも早く回復し、日常生活を取り戻すことができるような援助を行います。
主に、生命の危機にさらされている重篤な状態にある新生児の救命、およびその後の生理学的安定化を図るためのケアを行います。また、急性期の成長発達を助け神経学的な後遺症を予防するための個別的なケアを行っています。そして、ご家族と一緒に生まれてきた新生児のことを考え、心理的に危機状況にある両親を支え、少しでも不安を軽減できるように親子関係形成のためのケアをさせていただいています。
活動内容
がん化学療法を受ける患者さんが、安全・確実に治療を受けられるように抗がん剤の投与管理を行っています。また、適切な副作用管理を行いながら、患者さんが自分らしく生活できるように患者さんや家族の方を支援していきます。
スタッフへの指導・相談を行い、患者さんや家族の方へ質の高いがん化学療法看護が提供できるように取り組んでいきます。
周術期(手術前、手術中、手術後)を通し、一人ひとりに沿った手術看護が提供できるように、スタッフの教育・指導・チームマネジメントを行い、入退院センターや病棟との連携を大切にしています。また手術という侵襲的な治療を受ける場において、常に患者さんを中心に考え、手術看護の専門性を追求し、看護師としての倫理を遵守し行動できる看護師を目指しています。
感染管理認定看護師の役割は、患者さん・家族及び医療従事者、訪問者、その他の人たちなど、すべての人を医療関連感染から守ることです。主な活動は、感染症発症時の対策指導、マニュアルの作成、感染症発症状況の把握、職員教育、医療関連サーベイランス実施などです。
また、多職種からなる感染制御チーム(ICT)の一員として、病棟や部署へラウンドし評価・指導を行っています。
乳がん患者さんやご家族に対し、身体的・精神的なサポートを行い、専門的なケアを実践します。乳がんの治療はさまざまな選択肢があります。患者さんが治療を選択し納得して少しでも安心して治療が受けられるようにお手伝いさせていただきます。
院内トリアージを実施し、緊急性や重症度が高い症状を見逃さず、迅速に応急処置を施すよう努めています。診療待機中に患者が重症化することを防ぎながら、症状の安定化を図れるようスタッフへの指導も行っています。医療スタッフと連携を取りながら、元気な姿で元の社会生活に戻ることを目指して救急看護を提供しています。他にも院内緊急システムである「コード・ブルー」の応援や「Rapid Response System:院内救急対応システム」の初動を担い、救命技術の提供を行います。災害急性期対応に向けた訓練を積み重ね、被災者の精神的ケアを含めた看護援助や医療ニーズに対するケアも行っています。
小児救急看護は、子どもの事故防止や育児に対する相談から重症患児の初期対応や心肺蘇生まで多岐にわたります。そのため、病気と向き合っている子どもやご家族に対して、家庭での事故防止や病気の初期対応などの相談、ときには指導を行い、重症化を未然に防ぐことができるように取り組んでいます。そうすることでご家族の育児能力の向上を期待し、子どもたちにとって健全な環境となるように願っています。
何歳の方でも、どのようなお体の状態やご病気であっても、療養者 さんやそのご家族に安心と安全を保障した暮らしをして頂けるよう に、ケースマネジメントをしながら身体的・精神的に支援をさせていただいています。
認知症を持つ患者さんが、安心して入院生活を送り、安全に治療を受け、住み慣れた地域に戻ることができるよう援助を行います。
認定遺伝カウンセラー®は遺伝医療を必要としている患者さんやご家族に適切な遺伝情報や社会の支援体制等を含むさまざまな情報提供を行い、心理的、社会的サポ-トを通して当事者の自律的な意思決定を支援する保健医療・専門職です。遺伝に関わる悩みや疑問に対して、一つ一つ丁寧に対応し、患者さんやそのご家族に寄り添いながら支援していきます。
看護師が役割をさらに発揮しチーム医療を推進するため、2015年10月より「特定行為に係る看護師の研修制度」が開始されました。
当院では、地域医療支援病院として地域との連携や在宅看護の充実を図ること、高度急性期・急性期病院として適切なアセスメントやタイムリーな看護実践につなげること、などをねらいとして2018年4月から指定研修機関として研修を開始しました。
当院では、特定行為研修を修了した「特定看護師 18名(48特定行為※表1) 」(2022年5月現在)が、院内外で活動しています。高度かつ専門的な知識・技能を活かし、患者さんのニーズに応じたタイムリーな看護を実践しています。
表1)当院の特定看護師が修了している特定行為一覧
気管カニューレの交換の様子